声がれをきたす疾患には、次のようなものがあります。
- 急性喉頭炎は風邪などのウイルスや細菌感染によるものが多い。
- 声帯ポリープ、ポリープ様声帯はネブライザー治療などの保存的治療で治らない場合は手術が必要になることがあります。
- 喉頭麻酔(反回神経麻酔)は声帯が動かなくなる疾患で、水分をとるとむせることもあります。甲状腺や食道や肺などの腫瘍が原因のことも多く、早急に原因の検査が必要です。
- 喉頭癌は疑いがあればファイバースコープなどで行う生検(組織を一部とって調べる)が必要です。総合病院での治療が必要となります。
- 声帯萎縮は、声帯が加齢によって萎縮することにより、発声の際に左右の声帯の間にすきまができ、声がかすれます。